ホーリーのプログラミング日記

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熱い三流なら上等よ

 

ときに「天」ていう麻雀漫画をご存知でしょうか?これは「カイジ」で有名な福本伸行さんが描いた漫画なんですが、その最終巻(18巻)が自分の人生のバイブルになってるので、ちょっと紹介したいと思います。

 

天?天和通りの快男児 18

天?天和通りの快男児 18

 

 

ちなみに福本先生が描いた「アカギ 」って麻雀漫画もあるんですが、このアカギは元々天に出てきた敵キャラなんですよ。途中から仲間になって一緒に戦うんですが、最初は敵でした。

恐らく福本先生も途中からアカギが大好きになったんでしょうね。それでスピンオフの形でアカギの連載を始めたんだと思います。

 

舞台はアカギの葬式

天の最後の方は、もう麻雀関係ありません。関係なくなってます。だから麻雀分からない人が読んでもOK。

んで、ようはアカギが死ぬんですよ。アカギがアルツハイマーになってボケてきたんで、自分で自殺することを選ぶんです。その生前葬でみんなが集まるっていうのが、その設定になります。

そこで参列者、今日までの仲間達がひとりずつアカギの自殺を引き止めに行くんですけど、そのときのアカギのセリフがカッコいい。もう人生の芯を突いてるんですよね。

 

ひろゆきは半分死んでいる

天には「ひろゆき」ってキャラが出てきます。ある意味このキャラが主人公で、ひろゆきの解説とともに、物語は進んで行くんですよ。

ひろゆきは天に出てくるメンバーの中では典型的な凡人で、いつも理詰めで麻雀を考えます。まあ僕達と同じってことですねw

 

そのひろゆきをアカギが対峙したときに、アカギが言うんですよ。お前は生きながら半分死んでるって。自分と会わなかった9年間、ロクに生きてこなかったって言い放つんです。

もちろんひろゆきは生きてるんですが、ようは熱を持って何かに取り組んでこなかったことをディスられてる(批判されてる)わけですね。

 

生きるとは熱を持つこと

麻雀の東西決戦っていうのがあって、そこでひろゆきは活躍するんですけど、それが終わってから、何も行動を起こせてなかったんですよ。失敗したらどうしようとか、自分にそんなこと出来るわけがないって躊躇して。

それに対してアカギは、そんなこと無意味だって言うんです。成功や失敗、地位や名誉は人生の飾りにすぎないと。

 

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これこれ。これですよ。生きるっていうのは、つまりこういうことなんです。

 

熱い三流なら上等よ

世間体を気にせずに行動できるのはアカギが天才だからだって、ひろゆきが言い返すんですが、そんな反論も一刀両断にされます。

 

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いいじゃないか。熱い三流なら上等よ。

とにかく熱を持って行動するのが人生の実ってやつなんですから、熱くなれるのなら三流で構わないんですよね。熱を失って何もしないのが問題なんです。

 

死んだ親父は冷たかった

僕が19歳のときに親父が死んだんですが、その遺体はマジで冷たかったんです。だから自分の中で「死=冷たい」になったんですよね。

逆を言えば生きてるっていうのは、熱を持ってること、熱を帯びてる状態なんだと再認識しました。

天のこのシーンを思い出したのも、親父が死んで少し立ってからです。そうか、アカギのあのセリフって、やっぱ芯を突いてたなと。

 

最後に

こないだ書いた「好きな仕事を見つける方法」っ話とも通じるんですが、とにかく自分が夢中になれることをするのがいいんですよね。それをしないと熱くなれない。生きてる実感が湧きません。

他人に決められたことをするのは、所詮他人の時間を生きてるだけで、自分の時間を生きてるってことにはならないんです。自分が熱を持てば、そこから自分の時間が動き出すと、僕は信じています。

 

結果的にひろゆきも、収入は格段に下がりますが、麻雀に関わって生きていくことを選択しました。

世間体や生活のレベルは下がりますが、僕もそれがいいと思います。熱い三流なら上等ってことで。

 

自分で書くとどこまで伝わってるか不安なので、気になる人は天の18巻だけでも買って読んでみてください。

僕も今だに、落ち込む日や不安になった日には読み返しています。

 

天?天和通りの快男児 18

天?天和通りの快男児 18

 

 

以上、熱い三流なら上等よ、っていう話でした。