ホーリーのプログラミング日記

ホーリーのプログラミング日記

個人アプリ開発者。プログラミング歴3年。独学。現在の総ダウンロード数:15万

お前は成功を積みすぎた

 

僕は漫画家の福本伸行先生が好きなんですよ。カイジを描いてらっしゃる。

んで、その福本先生の漫画の1つに天って漫画があるんです。

この漫画は麻雀漫画なんですけど、最後の18巻にとんでもない名言が出てくるんですよ。「熱い3流なら上等よ」って名言が。

 

天?天和通りの快男児 18

天?天和通りの快男児 18

 

 

僕はこれを座右の銘にしてるんですけど、実はこれ以外にもう一つ名言が出てくるんで、それを紹介したいと思います。

(これも同じ18巻ですね。麻雀知らなくても関係ないし、1〜17巻までを読んでなくても問題ないので、非常におすすめです)

 

結論から言えば「お前は成功を積みすぎた」って言葉なんですけど、僕これ好きなんですよね。「熱い3流なら上等よ」と同じくらい印象に残っています。

アカギが言うんですよ。西日本で一番デカい暴力団のトップである原田に向かって。

 

ただいきなり「お前は成功を積みすぎた」って言われても、「は?」って話じゃないですか。

人生の成功っていうのは誰でも目指すものだし、みんなが自分の思い描く理想の生活をしたいものでしょう。

 

いきなりそんなことを言い始めたアカギに対して、原田が「お前なに言っちゃってんの?」って返したあとのやり取りがこれです。

 

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ようは成功に束縛されちゃって自由に行動出来なくなってるだろって話ですね。

原田の例で言えば、誰もがビビるようなヤクザ組織のトップ。大成功を収めてると言っても過言ではないんですが、そのせいで自分の行動が制限されちゃってるって話なわけです。

チンピラのようにフラフラとは出歩けないですよね。組長は。義理事や定例会などのイベントは目白押しだし、どこ行くにもボディーガードが付いてくるでしょう。

 

僕はこれ読んだときに思ったんですよ。自分が積み上げたもののせいで行動が制限されちゃいけないなと。

成功という成功は全くしていない人生なんですが、とにかくそう思ったんですw

 

成功という言葉が余計なのかな?積み上げたもののせいで行動が制限されることってあるじゃないですか。

社会人の場合で言うと「よそのリングに上がれなくなる」っていうのがそれに当たると思ってるんですが、この一言では何も分からないので、ちょっと具体的に書いていきましょう。

 

===

 

僕の周りにはガテン系の職人が多くて、とにかくみんな仕事が好きなんですよ。

酒飲んで仕事の話をし始めると朝まで止まらないみたいな。

自分も露骨にそのタイプだったんですけど、何か1つの分野で秀でるとよそに行けなくなるっていうのがありますよね。

 

社会に出れば誰しもが何かしらのリングで成功してるわけですよ。スター選手になってます。

それは起業でなくてもいいし、部長や課長といった肩書きでなくてもいい。毎週飲みに行く5人組がいて、自分はその中で仕切り役になってるとかでもいいんですよ。

その飲み会という名のリングでは、ちゃんと日が当たるスター選手なわけですから。

 

んで、その飲み会で後輩に対して仕事論を熱く語ったりするわけです。これは別にいい。何の問題もないっていうか、後輩に感謝されてるのなら非常にいいことです。

「〇〇先輩の仕事の話はためになります」なんて言われていいわけですよ。

 

でも、そんな飲み会が続いたときに、自分よりもデキる人がいる飲み会へ行くのを尻込みしてはいけないですよね。

いつものリングでは自分はデキる先輩だった。でもそっちのリングではもっとデキるやつがいる。自分は普通。

この状況を嫌がって、尻込みしちゃダメなんですよ。

 

自分の周りの職人の例で言えば、みんなその分野では一流なわけです。んで、後輩や部下に向かって言うわけですよ。「お前の仕事はまだまだだ」とか「仕事っていうのはこうあるべきだ」みたいな話を。

職人なんてもんは腕が全てみたいなところがあるんで、みんな体育会系のノリでガーッと言うんですよね。

 

んで、別にこれはいいんです。問題はありません。

でもそうやって自分のリングで勝ちを積み上げてるがゆえに、よそのリングに上がれなくなっちゃダメなんですよね。

 

僕の周りはそうなんですよ。その分野で一流になったがゆえに、よそに行けない人が多いんです。

そっちのリングに上ったら俺は負ける。だから嫌だって。

もちろん口には出しませんよ。でも感じるんです。

 

いつもは自分が一番上。でもよそのリングに上ったら自分はペーペー。名もない3流選手じゃないですか。

この状況を嫌がって、よそ行けなくなると、人生はとたんに狭くなりますよね。

 

別に大工がプログラマになってもいいじゃないですか。プログラマが大工になってもいい。

何歳でも新しいチャレンジをするべきだと思ってるんですが、それを「いまさら劣等感を感じたくない」とかって理由でためらうのはナンセンスですよ。

 

僕は今33歳なんですけど、多分同級生はみんな今日まで積み上げてきたものが開花し始めてる時期だと思うんです。

友達は1人しかいないし、その友達もニートなんで、周りの状況はサッパリ分からないんですが、多分みんな芽が出てるか花が咲き始めてる時期でしょう。

(同窓会もあるらしいんですが、呼ばれたことは一度もありません。まあ教室にもいないような学生時代だったんで、当然と言えば当然なんですけどw)

 

積み上げてきたものの結果が出る。これは努力が実ったわけですから、非常にいい話なんですよ。むしろそこまで頑張った自分を大いに褒めましょう。

でもその積み上げによって、自分の行動を制限してはいけないですよね。

「俺は〇〇なやつだから」とか言い出してたら黄色信号でしょう。

 

今日まで何々をやってきたからこれをしようとか、この資格を持ってるからこれをしよう、みたいな考え方は、あまり楽しくないと思います。

そうやって上がるリングを選ぶのは、僕は好きじゃないですね。

 

いつどこのリングに上がったっていいじゃないですか。「なんか楽しそう」っていう安易な理由で上がればいいんですよ。それで大恥かけばいいんです。

大丈夫。誰も自分のことなんか見てないし、積み上げてきたキャリアなんてもんも、自分が思ってる20倍は大したことないですから。

 

僕は20歳ときと、29歳のときとで、2回起業しています。

んで、結果から言えば2度目の起業は失敗しました。まだ会社は残ってるから、絶賛失敗中って言えばいいのかな?そんな状態なんですよw

 

最初の起業はバイトしてた窓拭きの仕事だったんで、これは同じリングですよね。

今日までやってきたことの延長線上なんで、もちろん難易度は低いし、今もこの会社に生活費をまかなってもらってます。

 

2度目の起業は全然畑違いの絵本だったんですよ。コラージュ絵本てやつですね。

サイトは閉鎖しちゃったんで、プレスリリースだけが残っていますw

子供の顔写真を絵本にコラージュ(当てはめる)するサービスを開始します|株式会社こども絵本のプレスリリース

 

このとき初めて違うリングに言ったんですが、まあ楽しかったんですよ。

負けといて何言うのって話なんですが、楽しいものはしょうがないでしょうw

んで、思ったんですよ。興味のあるリングに片っ端から上がっちゃおうって。

 

上がるための参加費が高いリングは、もちろん気楽にポンポン上がれないですよ。飲食店を出すみたいなリングはお金がめっちゃかかりますから。

でも、参加費が安いリングは問題ないですよね。プログラミングとかもそうですけど、全然お金かからないじゃないですか。

だからよそのリングにガンガン上がるやつに変わったんですよ。

 

今日までこれやってきたからこのリングに上がろうとか、向こうのリングに行ったら恥をかくからやめよう、みたいな考えで上がらないのはもったいないですよ。

いつでも新人選手に戻ったらいいじゃないですか。んで、顔面ボコボコに殴られればいいんですw

 

積み上げることは非常に大切なことですが、そのせいで行動を制限されるのはナンセンスだと思うんですよね。

 

P.S.

当たり前の話ですけど、勝てるだろうリングで勝つことは大事なことですよ。

勝てるだろう算段を持って上がり、そこでしっかり勝ち切る経験は非常に重要なものでしょう。