Kindleマンガ無料仙人をリリースして、ちょうど一ヶ月くらいがたちました。
「いいよ」とか「便利だよ」なんて言葉をかけられることが多く、大変嬉しく思っています。
毎朝7時にKindleの無料漫画を20冊紹介するサービス「Kindleマンガ無料仙人」をリリースしました。 - ホーリーのプログラミング日記
これ無料漫画を自動送信するのはもちろんなんですけど、僕が書くおすすめ漫画のコーナーがあるんですよ。
毎日適当に自分のおすすめ漫画を紹介しています。
昨日はこんな感じでしたね。
今日のおすすめ漫画は「美悪の華」じゃ。
https://amzn.to/2BHreo3
これは「倉科遼」原作の漫画じゃな。
倉科遼の知名度がどのくらいのものか分からんが、あれこれ漫画を読んでるものならば、みな知っておるじゃろう。
夜の世界の漫画といえば、大体が倉科遼原作じゃなw
世間では一定数、倉科遼嫌いがおると思う。じゃが、この漫画は面白いのでおすすめじゃぞ。
倉科遼の世界観が嫌いな人でも、美悪の華は結構いけるんじゃないかの。わしはそう思う。
マンガKINGで全巻公開されてるし、なんなら全話読み放題なので、年末の暇な時間にでも読んでみるとよかろう。
(マンガKING iPhone)
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仙人口調で書くのが大変っていうか、なんならこれが仙人口調になってるかも疑問なんですが、まあ楽しいんですよ。
毎日1冊紹介してるんで、このコーナーがどこまで続くか分からないんですが、非常に楽しくやっています。
やっぱ自分の漫画愛を発揮出来る場所があるっていうのはいいですね。これだけでも作ってよかったなと思っていますw
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んで、楽しいつながりで話をしたいと思うんですが、最近「好きなことを仕事にしよう」って言葉をよく見かけるようになった気がします。
これ結構最近のことですよね。ここ数年のことでしょう。
僕は今日まで仕事大好きで、仕事嫌だなって思ったことがないような人間なんですが、今でもハッキリ覚えてることがあるんですよ。
独立したての頃だから、13〜14年前かな?2005年くらいだったと思うんですが、独立する前に働いてた会社を訪れたことがあったんです。
それであれこれ話をしてたんですが、そのときに社長の奥さんに言われたんですよ。「あなた、独立したばかりで大変でしょう」って。
それで僕は「いや、そんなことはないですよ。てかめっちゃ楽しいです」って返したんですよ。
そしたら、その場の雰囲気が微妙になったんですよね。
それは僕にもすぐに分かりました。「仕事=大変」っていうのが常識だから、「会社を立ち上げる=めちゃくちゃ大変」っていうのが普通じゃないですか。
でも僕はバイトしてた頃から窓拭きが大好きで、休みの日もよその会社でボランティアで窓拭きしちゃうような奴だったんで、マジで楽しかったんですよ。自分の会社を持つことが。
でもそれを言葉にして発するっていうのは、世間の常識の逆をいってて、この場では「めっちゃ大変です。苦労してますよ」って答えをみなが待ってたんでしょう。
それを裏切ったことが微妙な空気を作った原因だと思っています。
でもまあ今はそうならないじゃないですか。当時よりは仕事を楽しむ人への理解がある世の中になってると思います。
んで、ここからが本題。前置きがクソ長くなりましたが、ここからが本題です。
「好きなことを仕事にしよう」って思う人が増えるのはいいことだし、自分は元々そっちのタイプだから何の問題もないんですけど、あれ一定数勘違いしてる人がいますよね。
今の仕事がつらい→自分の好きなことを仕事にしよう→毎日めっちゃ楽しくなる
この流れはちょっと違いますよね。「好き→楽しい」には、そんなならないと思います。むしろ「好き→つらい」の方が多いだろうと。
今の仕事がつらくて、それで自分のやりたいこともない。だから好きになれることを見つけようとしてる人は多いと思うんですが、それって楽しいとは少し違いますからね。
結構目にするんですよ。
これに興味ある→やってみる→好き→もっとやる→つらい→これは自分の好きなことじゃなかった→やめよう
みたいな人を。
僕は今日までの人生、自分の好きなことしかしてないんですけど、もうあれですよ。
当たり前だろ
って思います。
好きだからつらくなる。これは恋と一緒で当たり前のことなんですw
自分が好きなことって大体が不向きなんですよ。そこまでセンスがあるわけじゃないから、色々と試行錯誤することになる。
んで、その試行錯誤する過程が楽しくなり、好きって感情が芽生えるわけですよ。
でもちょっとすると結果に目が行くわけじゃないですか。んで、当然のように思った結果は出てないわけです。不向きですからね。
センスがいい人は始めてすぐに結果を出しますけど、それと同時にすぐやめる人が多いでしょう。
あれは試行錯誤の量が少なくても結果出ちゃうから飽きちゃうんですよ。好きって感情が芽生える前に飽きちゃってるんです。
世の中にはセンスがあって、なおかつ対象物への愛に溢れてる人もいますよ。誰よりも情熱を持ってる天才もいる。
でもそれはあなたじゃないし、当然僕でもないんです。
断言してもいいんですけど、成人してから自分の好きな仕事を探し始めた人で、何かのセンスがある人はいません。
すぐに結果を出せるだけのセンスを兼ね備えてて、なおかつその対象物と出会ってない大人は、基本的に皆無です。
だから不向きで当たり前、つらくなって当たり前なんですよね。
好きだって思って取り組んだのに、結果が出なくてつらくなるわけです。
でもこれは好きなことなら、なんでもそうなるんですよね。好きだから諦めたくない、好きだから結果を出したい、なんて思ってるとまあつらいですよw
好き→これやりたい→頑張る→結果出ない→もっと頑張る→超頑張る→鬼頑張る→少しだけ結果出た→死ぬほど嬉しい→マジ好き
この流れですよ。この流れ。このループを繰り返すのが正常でしょう。
僕は好きだからずっと楽しいっていうのは間違いだと思うんですよね。
好きであるがゆえに、楽しい瞬間は少なくて、でも稀に訪れるその瞬間がたまらなく幸せっていうのが、普通だと思います。
こんな僕みたいなもんが、偉そうに書いちゃって恐縮ですが「好き→つらい」が正常ですよ。むしろ「好き→楽しい」は幻想でしかないと思います。
幻冬舎の見城さんが、僕の言いたいことを一言で言い表してたんで、ちょっと紹介したいと思います。
何故、憂鬱になるのか?
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) December 16, 2018
それは他の誰にも出来ない「達成」を自分に課すからです。
「絶対に逃げない」
そう決めるからです。
他の誰かができるようなことをしていても大きな結果は出ません。
「憂鬱」にならなければ駄目なのです。
だから、「憂鬱」こそ黄金の果実の素なのです
憂鬱こそ我が友。
見城さんがこう言うんだから、間違いないでしょう。
憂鬱になれとまで言うつもりはありませんが、常に憂鬱はそばにいますよ。
好きなことをするっていうのは、そういうことだと思うんですよね。
だから冒頭で紹介した、僕のマンガ仙人もそうでした。
これはあれですよ。
あれ、、、
んー、、
楽しいことしかなかったな
開発も簡単だったし、運営も楽。これは例外ですねw
まあ99%つらくなるっていうのは、もっと周知されていいんじゃないかと思います。