勝負はリリース前に決まっておるのだ
こないだこんな記事を見たんですよ。ハイパーカジュアルでアメリカのAppStore1位を獲得した方のインタビュー記事ですね。
米国AppStore1位を獲得した『Snowball.io』の製作者が明かす、ハイパーカジュアルゲームの仕組み - ログミーTech
これ読むとわかるんですけど、めっちゃ数字見てますよね。こういうのをデータドリブンと言うんでしょうか?
意味は分かりませんが、とりあえず言いたくなりましたよ。「俺、データドリブンしてる」って。
とにかくハイパーカジュアルってやつは、バンバンに広告を出すわけじゃないですか。
それでユーザーを獲得するわけですけど、その獲得費用がアプリ収益を下回ってればOKなんですね。ざっくり。
この記事を読んで知ったんですが、ユーザーを獲得する費用のことをCPI(Cost Per Install)、んでアプリ1DLの収益がLTV(Life Time Value)ですか。
LTVはギリギリ知ってたんですが、CPIはまさに初耳でしたw
なにはともあれLTV>CPIの状況を作らなければいけないんですが、そのLTV50円が相当難しいって書いてありますね。
てか僕こないだ計算したときは、めっちゃいいアプリで10円だったんでした。50円は夢のまた夢。。
アプリのLTVを計算してみた - ホーリーのプログラミング日記
んで、この記事読んで思ったんですよ。アプリってやつは行くとこまで行くと、本当に数字の勝負になるんだなと。
むしろリリース前に獲得している数字で、もう勝負は決まってるような感じですよね。
プロトタイプの数字とか、そういうので。
これ読んでたら、無性にあれを思い出したんですよ。ステーキけんの創業者である「井戸実」さんのメルマガを。
井戸さんと言えば、ステーキけんを5年で200店舗出した天才。
んで、僕この井戸マガを愛読してるんですが、同じように数字で決まる系の話が沢山出てくるんですよね。
居抜きの物件を紹介するサービスとコラボして、毎週「こんな物件どうでしょう?」みたいなコーナーがあるんですよ。
実際に居抜きの募集がかかってる物件を紹介して、自分なら借りるか借りないか、またそこでどんな業態をやるかって話ですね。
んで、ここでする話がいつも的確なんですよね。さすがに。
この家賃じゃ、何やっても成立しない。坪単価〇〇円なら考える。
これ空中階(2階以上)になるから、ここまでお客さんを上げられる業態じゃないと厳しいね。俺なら〇〇やるかな。
みたいな感じで、とても川崎のヤンキーだったとは思えない話が目白押しで楽しいんですよ。
ちょいちょいツボに入っちゃうんで、電車では見ないように気をつけています。
(34歳にもなって、1人でゲラゲラ笑うの痛いですからね。周りの視線が怖いw)
だから、この井戸マガを見てるといつも思うんですよ。勝負は開店前に決まってるなと。
どういう条件の場所でそういう業態を出してるのか。またその業態は拡張可能なのか、みたいなことを意識させられます。
んで、恐らくアプリもそうなんでしょう。ハイパーカジュアルに限らず、ガチでやるときは数字、データの勝負になるんでしょうね。
僕が小さい頃は、データで戦うなんて、野村ID野球しかなかったですよ。
それが今や、1億総ノムさん時代ですか。やばいですね。
とりあえず数字(データ)はよく分からないので、ノムさんよろしく、あれこれぼやくことから始めてみようと思います。
この記事は、その第一歩。
P.S.
そだそだ。メルマガ繋がりで思い出したんですが、このハイパーカジュアルの広告話は、明後日くらいに配信される中島聡さんのメルマガでも触れられそうですね。
この手の無料のカジュアルゲームに表示される広告って、他の無料のカジュアルゲームばかり。ということは、この業界はゼロサム・ゲームどころか、トータルでは銭を失っているってこと? #メルマガのネタhttps://t.co/lZ8cwxt4xn
— Satoshi Nakajima (@snakajima) September 4, 2019
僕、これも読んでるんで、今から楽しみにしています。
プログラマ界のレジェンドは何を思うのかと。