当たるまでズラす
僕がツール系作るときっていうのは、先にキーワードを決めてから作るんですが、個人的に「ちょい足し」と「ズラし」が効果的だと思っています。
まずちょい足しなんですが、これは単独ワードでなく複合ワードで狙うってことですね。
例えば、英単語アプリとか沢山あるし、鬼強い競合がめちゃくちゃいるわけですよ。ミカンとかミカンとかスタディなんちゃらとか。
なので、ここに一語足すことで勝負出来ると思っております。
例えばAppStoreで「英単語」入れると、「英単語 中学生」とか出るじゃないですか。
なので作るべきアプリは「中学生の英単語」と決まります。
これはラッキーで1位に滑り込んでますね。
「中学生の英単語 - 高校受験用英語勉強アプリ」をApp Storeで
他にも英語なら「英語 小学生」とか出るわけですよ。
なので作るべきは「小学生の英語」と決まりますね。
ここもラッキーヘッドスライディングで滑り込みました。
「小学生の英語 - 子供向け英単語勉強アプリ」をApp Storeで
えー、まあちょい足しはこんな感じ。ASOっていうか、そもそもはSEOの王道中の王道ですよね。
2語ないし3語の複合ワードで狙って、最終的に単体ワードでも上げてくる、みたいな。
んで今回の本命は「ズラし」です。
これは全然クールではないんですが、とにかく1位取れるところまでアプリをズラして来るというものです。
具体的に説明して参りましょう。
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例えば家計簿アプリあるじゃないですか。これって機能的には「収支管理アプリ」なんですよ。なので、上位表示がスーパー困難な「家計簿」で狙わずに、もっと上に行くだろう場所で狙えば、何とかなります。
例えば「お小遣い帳」ですね。これ家計簿の兄弟みたいなものですよ。姉妹っていうか。
なので、これは行けます。てか行けました。5位くらいまで。
「かわいいおこづかい帳 - シンプルなお小遣い帳家計簿アプリ」をApp Storeで
んで、家計簿の従兄弟に当たるのが、「パチンコ 収支」とか「パチスロ 収支」ですよ。これも5位くらいまで行けました。
「パチンコパチスロ収支表 - ギャンブル帳簿管理アプリ」をApp Storeで
内容的には収支管理だから、1本作ってれば、開発時間も短くてすみます。
んで、ここまで来たら1位取りたい。トップ取るまでズラしたくなるのが人情でしょう。
なので、思い切って家計簿の甥っ子に当たる「競馬 収支」まで作りましたよ。ここでようやくトップ、1位ですw
「競馬収支管理アプリ - 馬券の家計簿」をApp Storeで
ただ、これには後日談があって、競馬って週末しか盛り上がらないんですよ。なので、ダウンロードもそうだし、DAUが増えるのも週末オンリーでした。
これは盲点っていうか、何も考えてなかったことの落とし穴ですね。平日スカスカすぎる。
えー、まあこんな感じで諦めずにズラせば、どこかで勝てます。
でも場所によっては全然ニーズないんでお気を付けください。
最低でもサーチアズで2は欲しいですね。ストアのサジェストで出てくるレベルのワードじゃないと意味ないでしょう。
ズラしは計画的に。