売れてるアプリが良いアプリ
僕はサイゼリヤが大好きなんですけど、サイゼリヤのコロナ対策が解せないんですよ。
むしろ好き一辺倒だったサイゼリヤに、唯一不満を持った瞬間かもしれません。
サイゼリヤって、コロナになって口頭での注文をやめたんですよ。全て紙に書いて、それを手渡すようになりました。
口であれこれ喋ると飛沫が飛びますからね。理にかなっていると言えば、確かにそうです。
でもいざ紙を手渡すと、店員さんが「注文を確認させていただきます」って言って、書いてある内容をリピートしだすんですよ。これが解せない。
待て待て待て。
結局喋ってるではないか
これでは本末転倒。客側に無言注文をお願いしてるにも関わらず、店側が声出してどうすると思うんですよね。
心から愛してるサイゼリヤに、唯一不満を持ってしまったのがこれです。
てかタッチパネルを導入すれば全てが解決すると思うんですが、天下のサイゼリヤが置かない以上、何か理由があるんでしょうね。
仮にコストが原因なのだとしたら、各テーブルにQRコードを置いて、スマホから注文する形式にしてはどうなんでしょう?ダメなのかな?
まあそんなこと考えるのも赤ワインのデカンタ(500ml)が来るときまでですよ。
これ飲み干すくらいには、注文システムの不満とか、タッチパネルどうこうとか、全部忘れてますからね。
サイゼリヤ最高!!って言いながら、デカンタのおかわりを注文しております。
ほんとあそこはいい店ですよね。不満を持ったって言っても、100点が95点になったくらいで、盤石の外食先であることに変わりありません。
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んで、僕がサイゼリヤで一番好きなのが、創業者の考え方なんですよ。
「おいしいから売れるのではない。売れているのがおいしい料理だ」ってやつですね。
実際に本を持ってるんですが、この考え方がすごく好きです。
美味しいか不味いかって主観的なものだし、漠然としてるじゃないですか。
でも「売れているのが美味しい料理だ」ってすれば、数値化出来るんですよね。
売上見て、数字の大きいものが美味しい料理で、小さいものが不味い料理じゃないですか。
もちろんそうではないですよ。売上最下位の料理を食べたって美味しいし、人によってはベスト3に入る美味しさでしょう。
でもそうやって数値化することによって、明確になるでしょう。解像度が上がるじゃないですか。
経営は数値化が大事だと思ってるので、サイゼリヤの考え方には感銘を受けました。
また個人的には「売れてるものが良いものだ」って考え方のほうが成長出来ると思うんですよね。
アプリでもあるじゃないですか。売れてるアプリが良いものだって受け止められない瞬間が。むしろ個人開発者あるあるかもしれません。
「あんなもんはダメだ」「技術力が低い」「商業主義丸出し」「金使ったパワーゲーム」「俺のほうが良いもの作ってる」
まあそういう目線になるのも仕方ないし、ある意味自然の流れかもしれませんが、「売れてるものが良いものだ」って受け止めた方が、成長に繋がると思っています。
もちろんこの捉え方が「正解」ではないですよ。でも自分の成長を考えたら、そうやって周りのアプリを捉えていったほうがいいと思うんですよね。
僕はサイゼリヤに行くたびに、「売れてるアプリが良いアプリだ」って考えてしまうんですよ。
赤ワインのデカンタ飲むまでは熟考しております。