作りたいから作るって理由が最強である
何かものを作るとき、「作りたいから作る」って理由が最強だと思うんですよね。
大人になってから作るものって、何でも理由を付けるじゃないですか。それは新しい商品であったりサービスであったりアプリであったり。まあ何でもいいんですけど、モノを作るときに、それっぽい理由を述べると思うんです。これはニーズがあるとか、お金になるとか。
まあ会社のお金で何かを作るときは、そういう理由が必要になるんでしょうけど、少なくとも個人は違うと思います。
やっぱあれですよ。
作りたいから作るっていうのが最強です
2度書きましたけど、やっぱこれだって思うんですよね。
ビルメンネットってWEBサービスを作ったとき、色んな清掃会社に営業したんですよ。多分1000社くらい。
そしたら、その中の一社から、「これを作った御社のメリットはなんですか?」って聞かれたんです。
今から思えば、突然の営業だし、無料って書いてたんで、怪しく思ったのかもしれないですね。とにかく聞かれました。
んでそのときに僕は思ったんですよ。この人は大人だなって。
こっちは単純に作りたいから作っただけなんだけど、向こうとすると、それは多分理由にならないんですよね。
何かを作るときは、自分(自社)にとってメリットがなくてはいけないって前提なんでしょう。それが変に大人だなって感じてしまいました。
アプリでもありますよね。最初はみんな初心者だから、大したもの作れないじゃないですか。僕は今でも大したもの作れないですけど、特に初期の頃はヒドかったんで、言われたわけですよ。これ作ってどうするの?何の得があるの?って。
そのときは、「まだ練習中だから」とか「何でもいいからリリースすることが上達に繋がるんだ」とか、それっぽい返しをしてたんですけど、本当は違うんですよね。作りたいから作ったんです。
そのときの技術で作れるものがあれば、とにかく作りたくてしょうがないんですよ。僕は作りたくてしょうがない。
もちろん返した理由も嘘ではないし、上達に繋がるとかは本当のことですけど、自分の芯の部分ではなかったなと思ってます。
何かサービスを出したり、商品を出すときは、世間の人に共感されるための理由が必要ですけど、それ以前に「作りたかった」って言いたいんですよね。これ自分が作りたいから作ったんだって。
今日まで自分が作った商品やサービスがありますけど、そのどれにも理由があります。こういうニーズを満たしたいとか、これがあることでもっと便利になるとか。
その理由に嘘はないんですが、一番先に言いたいのは「これは自分の作りたかったモノだ」ってことなんです。今さらながら、この想いに気が付きましたよ。
自分が作りたいから作ってる。誰かのためになるかどうかは二の次だ。
こう言える状態がクリエイターとして最強だと思います。