ホーリーのプログラミング日記

ホーリーのプログラミング日記

個人アプリ開発者。プログラミング歴3年。独学。現在の総ダウンロード数:14万

小説公開前夜

 

書き終えた小説をリリースしようと思ってるんですけど、Kindleにしようかnoteにしようかで迷っています。

普通に考えれば両方でいいんですけど、一応対決なんで、プラットフォームは1つに絞りたいんですよね。その方が分かりやすいんで。

 

今日までの2回はKindleだったんですよ。でも、Kindleって意外とみんな使ってないんですよね。

特に僕が書くやつは窓拭きがテーマになってるので、ガラス屋(窓拭きのプロ)に買ってもらいたいんですが、ガラス屋こそKindleをやってないっていう現実。

みんなネットに疎すぎて、電子書籍を読まないんですよ。だから今回はnoteで出してみようかなと思っています。

 

noteは課金も簡単ですしね。Kindleみたいに、端末やアプリがなくても読めるから、こっちの方がハードルが低いと思っています。

今日までnoteに文章載せたことがないんで、一度やってみたいって気持ちもありますし。

 

対決のルール上、今月の15日(つまり明日)まで公開出来ないことになってるんですが、早く公開したくてウズウズしておりますw

 

☆☆☆

 

ザックリなんですが、書いた小説について紹介したいと思います。

これは窓拭き小説で、主人公はフリーランス(個人事業主)の窓拭き野郎なんですよ。

結婚もしてて、毎日めっちゃ仕事を頑張ってます。

 

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(こんな感じの仕事ですね)

 

ただ、ちょっと努力の方向性を間違えてるんですよね。

そんな彼が、色んなことに気付きながら現状を変えていき、最終的には法人化するってストーリーです。

 

モデルは実際の知人なんですよ。仲の良い仕事仲間が、まさにこの主人公みたいな感じなので、そんな彼へのメッセージがてら書きました。

 

物語の中には3つくらい大事なポイントが出てきます。

 

1. 時間の切り売りをしてる限り単価は上がらない。

2. 倍の時間働いて倍の収入を得るのは無意味。

3. 自分の労働力(技術力)に頼ってるうちは、組織は大きくならない

 

これどれも実際に自分が思ってることなんですが、それを物語に詰め込みました。

 

書き上がった小説を、モデルとなった本人に送ってみたんですが、どうやら想いは通じたようですw

 

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別に窓拭きしてる人じゃなくても、共感のポイントあるはずなので、是非買っていただきたいですね。 価格も100円にする予定ですし。

 

失礼ながら、自分の時間を切り売りするとか、まさにサラリーマンの方のそれですから、少なからず共通点はあると思うんですよ。

 

えー、では最後に小説の導入部分を紹介して、今日のブログを終わろうと思います。

 

明日公開ですよ!

 

多分w

 

☆☆☆ 

 

「ずいぶん売れっ子みたいじゃない」

 

そう言いながら三上(みかみ)さんが缶コーヒーを渡してくる。

 

「いやいや、そんなことないっすよ」

 

俺は少し照れながら、その缶コーヒーを受け取り、ゴロゴロ両手で撫で回す(なでまわす)。

季節は12月。冬の寒さでかじかんだ手に、缶コーヒーの熱が伝わってきた。

 

「いや、ほんと暖まりますよ。しかし寒いっすね」

 

「そうだな。ところで年内は何日まで仕事なんだ?」

 

「今のところ31日までですね」

 

「はー、やっぱ売れっ子は違うね。大晦日まで仕事かい」

 

「だから、売れっ子じゃないですって」

 

俺はそう言いながら缶コーヒーを開け、タバコに火を付ける。

冬の澄んだ空に、赤ラークの煙が広がった。

 

「ところで三上さんは何日まで仕事なんですか?」

 

「俺は30日までだよ。本当は31日まであったんだけど、佐々木くんが出てくれることになったからな」

 

「俺っすか。そうか、俺の31日は三上さんの分だったのか」

 

「そうそう。本当は嫌だから困ってたんだよ。かみさんが31日くらい休んでほしいってうるさいから代役を探してたんだ。そしたらほら、今をときめく売れっ子さんがいたじゃない?」

 

「いい加減からかうのはよしてくださいよ」

 

九段下にある現場の屋上。俺と三上さんは靖国神社を見下ろしながら、他愛もない仕事の話をしていた。

 

俺はガラス清掃の仕事をしている。ロープやゴンドラに乗ってビルの窓拭きをするあれだ。

たまにテレビでも特集されるせいか、世間の認知度は高い。

 

地方は知らないけど、俺が住んでる東京では、床清掃の仕事とガラス清掃の仕事は、それぞれ専門の会社が請け負ってるんだ。

特にガラスの仕事は高所作業で危険だからな。それ専門の会社がやるってわけさ。

別にどうでもいい話だが、俺たちはお互いのことを「床屋(ゆかや)さん」「ガラス屋さん」なんて呼び合っている。

 

世間ではガラス屋に対する危険なイメージがあるけれど、この仕事は本当にヤバイ。なんせ今年は同業者が4人も死んだ。もちろん作業中にだ。

俺はそのヤバイ仕事をして5年になる。

 

ヤバイくらい危険な仕事だからといって、決してギャラは高額じゃない。バイトの年収は300万円程度。

「そんな安いギャラで、なんで危険な作業をするの?」って不思議に思うだろ?もちろん俺もそう思う。

でもガラス屋は仕事の時間も短いし、人間関係も良好だから、俺は居心地がいいんだ。

 

たまに朝が早いことはあるけど、基本的には9時〜15時くらいでその日の作業は終わる。

こんな風に屋上で一服するのも、ガラス屋ならではだ。

 

世間のサラリーマンは肩身の狭い思いをしながら、5分10分一服するのが普通だろうけど、俺たちは30分くらい一服する。

昨日行ったキャバクラの話。今やってるゲームの話。そんな他愛もない話をしながら、毎日の時間が過ぎてゆく。

 

俺は中卒で学歴もないから、普通にサラリーマンになろうったってなれないんだけどな。まあこんな毎日が嫌いじゃないってわけさ。

 

「よし、ちゃちゃっとエントランス(玄関)をやっつけて帰るかい」

 

三上さんはそう言うと、ガラケーをポケットにしまい立ち上がった。

俺もやりかけのツムツム(スマホゲーム)を一旦やめ、自分の仕事道具に手を伸ばす。

エレベーターをタバコの匂いで充満させながら、俺たちはビルの1階へ降り、正面玄関のガラスを手際よく拭き始める。

 

時刻は14時。今日の現場は楽勝だ。