仕事の距離感
人間関係で悩むことってありますけど、あれって付き合う距離を変えれば、大体解決するじゃないですか。
距離が近いと嫌な相手に映っても、ちょっと離れるだけで問題なくなることって、よくあると思います。
僕はバイトしていたときの社長がそうだったんですよ。高層ビルの窓拭きのバイトをしてたんですが、正直社長のことが嫌いでした。ケチだし、ごちゃごちゃうるさいしで。
ただ、そこから独立してフリーランスとして付き合うようになったら、妙に好きになってたんですよね。
てかバイトしてたときは分からなかった良さが分かるようになりました。
全然給料を上げてくれないケチな社長だと思ってたんですが、取引先として付き合うと、お金の払いが堅い信用できる人に映るんですよね。
てか事実、払いは堅かったです。支払いの安心感が半端なかった。
距離が近いときはケチ、遠くなるとお金に堅い人って印象に変わったんですよ。
自分の例を上げましたけど、こういうことって誰でもあると思います。
上司だったときは、ダメ出しの多いウザい人って印象だったのが、その人が独立して協力会社って関係になると、信頼できる職人さんに変わる、みたいな。
逆のケースだと、たまに一緒に飲む分にはいいけど、仕事はしたくない人っていうのもいますよね。
話が面白くて何かと破天荒だから、一緒に飲むと盛り上がるんだけど、仕事の関係になると全然信用出来ない人。遅刻とか連発しちゃうような。
えー、まあまあこんな感じで、人間関係の悩みっていうのは、基本的に距離感が解決すると思っています。
好きな子と付き合いたいみたいな、異性関係の悩みは置いといて、他の人間関係ですね。主に仕事のそれは、何でも距離感でしょう。
その相手と付き合う際に、自分の心が疲れない距離感ていうのがあるんですよ。
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さてさて、ここからが本題。最近てか2日くらい前に思ったんですけど、この距離感て仕事そのものに対してもありますよね。仕事の距離感みたいなやつが。
全く意識したことはなかったんですけど、それについて、ここ数日考えています。
いや、あれなんですよ。前にも書いたんですけど、僕フリーランスになりたいんです。
会社の代表を辞めてフリーランスになる話 - ホーリーのプログラミング日記
今は窓拭きの会社と絵本の会社を経営してる感じで、絵本の方は辞めることが決定しています。てか会社そのものを廃業させる方向ですね。
んで窓拭きの方はどうしようかと悩んでたんですよ。絵本は2年くらいしかやってないし、いうてもそんなに売上あるわけじゃないから、気にならないんですけど、窓拭きは10年経営してきて、今も自分の生活基盤になってるので、これをどうしようかと考えてました。
そこで仕事の距離感て話になるんですけど、僕は経営が嫌いなんじゃなくて、仕事の距離感を上手く保ててないんじゃないかと思ってきたんです。
いや、さすがに10年もやってるから、それなりの距離感は作れてたと思うんですが、今のそれを変えてみようと思いました。窓拭きと自分との距離感ですね。経営者としての。
この距離感を変えれば、もしかして「経営」ってやつも好きになるのかもと思ったんです。
まあ本音を言えば、窓拭きの会社から完全に身を引くと家族が路頭に迷うので、必死にに続ける言い訳を探してるだけなんですけど。
人間関係のそれと同じように、目の前の仕事が嫌になったときも、距離感を変えることで、解決出来ると思うんですよね。
どうなるのか分かりませんが、来年からそんなことを試してみようとしています。