2つのラッキー
アプリでもWebサービスでもいいんですけど、作るのって難しいじゃないですか。
特に素人が独学で挑戦しようとすると、高い壁が20個くらいはあると思います。これマジで。
必死になってプログラミングを覚えるものの、出来上がったアプリ(ないしサービス)は見た目がヒドイ。んで大した動きをするわけでもない。
さらにリリースしたはいいものの、反響ゼロ。たまに付くレビューは星1つ(最低評価)なんてことはザラにあるでしょう。
まず完成させるのが難しくて、さらにリリースしたあとの結果を見て心が折れちゃうんですよね。
リリースまでいけるかどうかも難しいところですけど、心が折れるポイントは沢山あるでしょう。
んで、これは僕もそうだったんですけど、今にして思えばラッキーだったなと思うポイントが2つあったので、ちょっとその話をしたいと思います。
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まず最初のラッキーは嫁がデザイナーだったことですね。あのー、あれなんですよ。グラフィックデザイナーなんです。
飲食店の看板やメニュー、あとは名刺なんかのデザインをするっていう。
当然ながらアプリやWebは素人なんですが、デザインはバッチリなわけですよ。だから、これはマジでラッキーだったなと思っています。
全部のアプリを手伝ってもらうわけではないですが、主にツール系を作るときは嫁の力を借りてますね。
こないだリリースした「いちねんせいの漢字」なんかも、嫁に手伝ってもらいました。
デザインが素人だと、なかなかいい感じにするのは難しいので、これは本当に助かってます。
自分がデザインしてたら、リリース一ヶ月でダウンロード5とかでしょう。
プログラミングを覚えたあとに立ちはだかる、「見た目がクソすぎるの壁」は嫁のおかげで越えれたと言っても過言ではありませんw
次のラッキーは割と最初の頃に作った「ニート専用脱出ゲーム 職安へ行こう」が、自分なりに当たったことです。
これマジで見た目がヒドイんですよ。ゲームなんで、嫁の力を借りることなく自分で作ったんで。
(嫁はゲームデザイン出来ないって言うんです。。)
始まりの画面がこれですね。画面奥にドアがあるんですけど、その前にダッチワイフのフジコちゃんがいて、自分の部屋を脱出出来ないっていう。
主人公は30歳手前のニートなんですけど、一念発起して職安へ行こうとするんですよ。いい加減働かないといけないと思って。
しかしそれを防ぐフジコちゃん。ここが脱出の始まりですw
これは確か現時点で6万ダウンロードくらいされてるんですよ。98%がiOSなんですが、そのくらいされてます。
リリースして割りとすぐに5万DLくらいまでいってくれました。
脱出ゲームとしては全然ダウンロードされてない方だと思うんですが、アプリ初級者にしては十分じゃないですか。
リリースした頃は、動画広告なるものがまだ全然普及してなかったので、バナー1本でした。
今なら動画を見てヒントを見る、みたいなことが出来たんですけど、当時はバナーのみだったんです。
でも1ヶ月1万円くらいになったんですよ。アプリの初期に1万円稼げると、テンション上がりますよね。
途中で何度もアップデートして、結構レビューが消えちゃったんですけど、嬉しいレビューも沢山いただきましたし。
(今は違いますけど、ちょっと前まではAppStoreでアップデート申請するとレビューがリセットされてたんですよね)
えー、これも非常にラッキーだったと思います。
しょーもない脱出ゲームなんですが、お暇な方はぜひw
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嫁がデザイナーだったことと、初めて作った脱出ゲームがそこそこダウンロードされたこと。これら2つが、今にして思えばラッキーでしたね。
「見た目がクソすぎるの壁」と「リリースしたものの反響ゼロの壁」を越えれたのは、多分これらのおかげが強いでしょう。
だから僕みたいな境遇の人はあれですよ。友達にデザイナーがいれば協力してもらうことと、まずはダウンロードされるだろうジャンルのアプリを出すことをおすすめします。
完全オリジナルのゲームとかはあれですからね。思いついたときはテンション爆上がりですけど、反響はないのが普通ですから。
思いつく→テンション爆上がり→リリース→反響ゼロ→テンション爆下がり
という流れになるのがスタンダードです。結構リスキーですよw
自分ごとで言えば、「石油採掘ゲーム アブラカタブラ」というものを出したことがあるんですが、これは見事にスベりました。全然ダメですw
素人がアプリを作ろうとすると、まずプログラミングじゃないですか。むしろプログラミングのイメージしかなくて、これを越えれたときに一安心するのが普通なんですが、気を付けてください。壁はその後にもあります。てかその後の壁はかなり高いw