キューピーマヨネーズから乗り換える日は来るのか
スーパーで調味料を手に取るたびに「いいもの作れば売れるわけじゃないんだよな」って思います。
なんせ僕、いつも決まった調味料しか買わないですもん。
特にマヨネーズは一度も変えたことないかもしれません。生まれてこの方キューピーマヨネーズ一本です。
多分っていうか、確実にそうだと思うんですが、キューピーマヨネーズより美味しいマヨネーズはあるでしょう。
てかこの話を仲の良い友人である「ゆーじみやもと」氏にしたんですが、彼はキューピーマヨネーズ一本はありえないと言ってました。
「キューピーマヨネーズはしょっぱいよ。あれ買い続けるのはありえない」って言って、彼も彼で同じマヨネーズを買い続けてるんですよね。
上記したように、キューピーマヨネーズより美味しいマヨネーズはありますよ。確実にあるでしょう。
また、ゆーじみやもと氏が買ってるなんちゃらマヨネーズより美味しいマヨネーズもありますよ。
でも、僕や彼が新しいマヨネーズに手を出すことは、なかなかないと思うんですよね。
多分、世間一般の方も同じですよね。調味料って、使い慣れてるものをずっと買ってて、そうそう新しいものを買うときはないでしょう。
でも、確実にいいやつはあるんですよ。
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逆に自分がマヨネーズ作ってる側の人間だとするじゃないですか。
キューピーマヨネーズより美味しいマヨネーズを開発して、なんなら値段も10円安いものが出来たとしましょう。
だからって「これはいい!!絶対勝てる!!」とはならないですよね。
どれだけモノが良くても、大多数の人はキューピーマヨネーズを取ってくわけですよ。
「一度試してくれれば、これの良さが分かるのに」なんて言うわけですけど、これこそ負け犬の遠吠え。
そこまでのハードルが高いわけじゃないですか。最初買ってもらうまでが。
だから思うんですよ。いいもの作れば売れるわけじゃないんだよなって。
実際のものが良くなければリピートしてもらえないわけですけど、それと同じくらい、最初買ってもらうまでの戦略って大事じゃないですか。
そこの導線をきちっと考えてないと、マジで誰にも気付かれないまま終わってしまいます。
断っておきますけど、僕も明確な答えを持ってるわけじゃないですよ。
「いいもの作れば売れるわけじゃないんだよな~」って思いながら、適当に書き綴ってるのが今ですw
世の中、クオリティの高いものっていっぱいあるじゃないですか。
スマホアプリひとつ取っても、クオリティの高いものは沢山ありますよね。
ただ、それらが全部売れてるかと言えば、答えはNOです。
てか大多数が売れてないですよね。「これクオリティ高いな~」って思うアプリのほとんどは売れてない。
逆のパターンもあるじゃないですか。「これクオリティ低いけど、そんなに売れてるの?」ってパターンが。
「俺でも簡単に作れるような、こんなアプリが売れてる???」ってパターンもあるわけですが、このへんに売ることの正解があると思います。
ちょっと話が逸れるんですけど。例えばモテようとしたときって、戦略が2パターンあると思うんですよ。
これ自体、前に誰かから聞いた話なんですけど、考えられるのは以下の2パターンですね。
・カッコ良くなる努力をする
・女性が多い環境へ行く
どっちが効率良く結果が出るかと言えば、答えは下なんですよ。女性が多い環境へ行く、ですね。
もちろん、両方頑張るってあわせ技もあるんですが、重視するべきは下の方です。
これ実際に友人がそうだったんですよ。中学の同級生が数人同じ高校へ入ったんですが、そこはその年から共学になる学校だったんです。
そんなんで、新しく入った男子生徒が9人ですよ。確か9人。
それに対して女子生徒は数百人だか千人いるわけじゃないですか。
もうみんなモテてました。男女比1:99みたいなものですからね。
「え?お前が?」ってようなやつまで、常時3人くらいから言い寄られてるわけですよ。
モテるには環境が大事だって思った瞬間でしたねw
えー、本題に戻ります。
上記の「モテること」を「売ること」に変換した場合。いいものを作るっていうのは、カッコよくなる努力をするってことですよね。
オシャレな服を着て、清潔感のある髪型にして、みたいな。
これも非常に大事なんですけど、これだけで売れなかった場合は、ちょっと戦略の見直しが必要でしょう。
特に個人開発の場合、出来ることに限りがあるわけですから、少しでも効率の良い選択をするべきかと思います。
ゴールから逆算したときに、少しでも効率が良くなる選択ですね。
何度も言う通り、僕も明確な答えは持ってないですよw
ただ「いいもの作れば売れるわけではない」と思っています。これは確かなこととして。
むしろ「売れるものこそ、いいものだ」ってくらいの気持ちが大事なんでしょうね。
これ確かサイゼリヤ創業者さんの言葉なんですが、このくらいの気持ちが大事。
とにかく売るのは難しい。だから一生懸命考えますよ。
(この本、普通におすすめですよ。いつ買ったか忘れましけど、今でも読み返すことがあります)